お金の哲学なんていうとむずかしそうですが、いいかわるいかは別として、資本主義の世の中はお金が大事なわけです。
理想は、お金のことを気にせずに暮らせる世界なのですが、現実はなかなかそうもいきません。
まずは、自分自身や自分のビジネスに自信をもって、信用を集めることです。最終的にお金というのは、信用のあるところに集まるものです。
以前、マネーゲームに興じた方もおりましたが、目的がお金儲けのみになってしまうと「あの人はお金にやらしい人だ」となってしまいます。お金は自分のやるべきことをしっかりやった結果、ついてくるものです。
ただ、テクニック的なお話しをすると、お金を愛し、感謝することも重要です。
まずは、財布の中のお札の向きをキレイに揃えてみてください。
それだけでも、お金に愛着がわいてきますよ。
それと、数字に強くなることも大事です。
具体的にいうと、いろいろな数を予想してみることです。
例
オリンピックで日本は金メダルを何個とれるか
今日のディズニーランドの入場者数は何人か
あの人の年収はいくらか
笑っていいとものテレフォンでX/100(100分のエックス)アンケートの結果は何人か
こんなことを予想して見てください。
そして、間違えたら、なぜ読み違えたかを分析します。
これを繰り返していくと、数字に強くなって、お金に対する読みも正確になってくるわけです。
それと、よく「お金持ちになるにはどうしたらいいですか?」
と質問する人がいます。
ですが、本当のお金持ちは、持っているだけではダメなんですね。持っていたって使ってしまえば、いずれなくなります。
実はどう使うかが重要で、流れをつくることを意識しなくてはいけません。
キャッシュフローというやつですね。
毎月入ってくるお金が、出て行くお金よりも100円でも多ければ、自然とたまっていきます。
例えわずかな収入源でも、複数の収入源を確保します。
まずはチョロチョロでもいいので、お金が入ってくる流れをつくることが大事なのです。その中からいずれ大きな流れが生まれる可能性もあるわけです。
突然ですが、皆さんは島田紳助さんをご存知ですよね?
最近の芸能人は、皆さん稼いでいらっしゃるようで、億超えの方もずいぶんと増えています。所属事務所によってもいろいろあると思いますが、吉本興業を歩合にしたのは、紳助さんたちだと聞いたことがあります。
そんな紳助さんは、税金対策にも抜かりはありません。
芸能人というよりはむしろ投資家ですね。
税金対策の一部に不動産があります。
紳助さんは言っています。
「3億円あったら、5千万円は手元に、2億5千万円は不動産に」
つまり、3億あっても自分の家や車を買ったりして使ってしまえば終わりですが、不動産で毎月お金が入るようにすれば生活が安定します。
特に紳助さんの場合、他の大物タレントより、芸能界への不安が大きいため、こうした投資に積極的なのかもしれません。
しかも、番組でちゃっかり自分の店の宣伝なんかもしてるんですよ。まさに一石二鳥です。
MCだから宣伝もしやすいですよね。
このような考え方ができる人が、ロバート・キヨサキのような投資家ということです。
ロバート・キヨサキのキャッシュフローゲームをやると分るのですが、まずは株などで、とにかくキャッシュを増やします。その後、そのキャッシュで不動産や洗車場や自販機など、毎月の収入源を増やしていくのです。このゲームでは、不労所得が毎月の出費を上回ったらラットゲームを抜けられます。
つまり、働かなくても生活できる状態ということですね。
ですが、金持ち父さん貧乏父さんシリーズでは、投資家とういうより不労所得を前面に打ち出しているような気がします。なので、あの内容を真に受けて、失敗している人も少なくないのではないでしょうか。
特に最初のキャッシュを増やす段階で、株やFX等で失敗するケースが少なくないと思うのでご注意ください。
ちなみに、私もそのひとりです(苦笑)
株やFXというのは、例えすべてなくなっても構わないという余剰資金で行うことが絶対条件です。
こうしてキャッシュを無事に増やした人たちが、投資家として日々いろいろと勉強し、資産を増やしているわけです。そういう意味では、決して楽をしているわけではなく、むしろ人一倍努力しているのです。
ロバート・キヨサキのキャッシュフローゲームをやって感じた事をひとつ加えると、ラットゲームを抜け出すには、さまざまな取引を面倒くさがらずにやることです。
何事にもマメさは大事だということですね。
さて、お金の哲学などと、たいそうなタイトルをつけてしまいましたが、最初に述べたとおり、資本(お金)は信用のもとに集まるものです。
まずは、誠実なビジネスで信用を集めることが大事です。そして、十分なお金がたまったら、ビジネスをさらに拡大するなり、不動産などに投資するなりすればよいのではないでしょうか。向き不向きもあると思いますので。
結局、自分の好きな仕事でお金がもらえるだけで幸せだと思うのです。なおかつ、少しでも良き世の中になるのなら、こんなに素敵なことはありません。
私もお金に関しては、いろいろな失敗をして、今は以上のようなことを考えるようになりました。
好きな事をお金にすることをマネタイズと呼んでいますが、それについては、こちらをご覧ください。天職についても言及しております。
⇒ 蝶になる意味
2011年11月追記1
コンテンツ中に島田紳助さんについて書いていますが、2011年の8月に芸能界を引退されました。反社会的・闇社会的組織や団体の存在を否定するという世の動きが、なんだか急に激しくなり、その象徴的な出来事ではなかったかと思います。
フランスのことわざで、noblesse oblige(ノーブレス オブリージュ)というのがあります。「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いをしなければならぬ」という意味になります。
それなりのボジションになると、注意してくれる人も少なくなるので、常に自分自身の正義をしっかり持っていなくてはいけないなと感じました。それが一番むずかしいのですけどね。法律が完璧というわけでもありませんし。
いずれにしても、紳助さんの引退は、潔かったのではないかと思います。まったく別の観点から引き寄せの法則を使って書いた記事がありますので、興味があればご覧ください。
2011年11月追記2
芸能人の推定年収です。
芸能人のとしての紳助さんの年収は推定4億。ちなみに、仕事は週三日のみでした。
雨上がりの宮迫さんが推定1億。
劇団ひとりさんも推定1億。
ビートたけしさんが推定10億。
ワンピース作者の尾田さんは推定30億。
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