2012年9月アーカイブ

更年期には女性ホルモンの急激な減少で、イライラしたり、落ち込んだりするなど、精神的に不安定になる人がいます。

「不安定な気持ちを整えるのに、アロマセラピー(芳香療法)は有効です」とアロマエラピストの吉川千明さんは話しています。吉川さん自身、更年期を向え、毎日、アロマに助けられているそうです。

アロマセラピーは植物から抽出した精油を使用する西洋の自然療法です。植物の種類によって、香りや心身への働きかけが異なります。吉川さんによると、イライラを鎮めるなら、リラックス効果が期待できるカモミールやイランイラン、クラリセージを使うといいそうです。気分のリフレッシュにはローズマリーやペパーミント。ラベンダーにはリフレッシュとリラックスの両方の働きをもっています。

香りの特徴心身への働き
クラリセージ甘く、優しい緊張した気分を和らげる
イランイラン官能的、甘い緊張した気分を和らげる
ペパーミントすっきりさわやか無気力な心を元気に
ローズマリーさっぱり清涼感血行を促進、冷えやむくみを改善
ラベンダーすがすがしい緊張をほぐし、落ち込んだ気分を引き立てる
カモミール甘酸っぱい心身バランスを整え、気持ちを明るくする

精油は自分の好きな香りのものを専門店で購入できます。10mlで2,000円くらいからあります。人工香料を使用した製品は避けて、精油100%の商品を選ぶようにしてください。1種類だけでもいいのですが、2、3種類あれば時々の気分に応じて使い分けることができます。

使用法はいたって簡単です。ハンカチに精油を1滴含ませ、それをかぐだけでOKです。眠れないときには、カモミールやイランイランの精油をティッシュにつけて、枕カバーの下に入れておきます。外出時には、精油を含んだ香水を携帯すると便利です。

マッサージオイルを作って、頭皮や体をマッサージする方法もあります。精油は肌には直接つけずに、希釈して使用します。スプーン1杯の植物油(スイートアーモンド油やホホバ油)に精油を1、2滴加えます。

アロマセラピーだけで更年期の諸症状が緩和されるとは限りませんが、「更年期の期間は長いので、暮らしを楽しむ意味でも、アロマセラピーを生活に取り入れてみては」と吉川さんは話しています。

また、食事で意識したいのは、大豆をとることです。

大豆に含まれる大豆イソフラボンが、女性ホルモンと似た働きをするため、減少した女性ホルモンを補うような役割をして、更年期症状を軽くするのに役立ちます。

日常生活で、意識しながら、取り入れてみてくださ

アロマセラピー用精油100%の各種商品はこちらでお求めいただけます。ぜひ、お試しください。
⇒ 自然のくらし

福島県立医科大整形外科教授の紺野さんは「腰痛の原因、あるいは悪化させる要因として精神的ストレスは見逃せない」と指摘します。

紺野さんらが20?70歳代の4500人を対象に行った調査では、喫煙本数同様、ストレスが増すほど腰痛に悩んでいる割合が高かったのです。腰痛の手術を受ける患者には抑うつや不安を訴える傾向があります。

同大学病院では、腰痛の患者に簡便な問診票でストレスチェックをしています。(下記参照)「心理的な影響あり」と判断されると、腰痛の治療と同時にカウンセリングなども行われます。腰痛が長引く場合、適度な運動や気持ちを通じ合える家族や職場の仲間との交流も大切です。周囲の人の理解も求められます。

紺野さんは、「完治しづらい腰痛を抱えた人が職場にいた時は、仕事の負担を減らすなどの配慮も欲しい」と強調しています。

ストレスのほかにも意外な腰痛の原因があります。足に合わない靴を履いている時です。東京厚生年金病院リハビリテーション室技師長の田中さんは「靴のサイズは長さだけではなく、足の幅も気にかけてほしい。広い足幅の靴を履くと、衝撃を和らげる足の横アーチ(湾曲)がつぶれて、前のめりになり、腰痛になりやすい。合った靴を」と語っています。

腰痛の改善は日常生活の中のちょっとした工夫にあることを忘れないようにしましょう。

例えば、重い荷物を持ち上げる時は、ひざを曲げて荷物を体に近づけてから作業するのがコツです。足の筋肉をうまく使いましょう。また、顔を洗う時やせきをする時など、慣れた行動をする時も油断をすると腰に無理な負担がかかります。日常生活でのちょっとした気づかいが、「ぎっくり腰」対策にもつながります。

ぎっくり腰は魔女の一撃と呼ばれることもありますが、実は日頃の腰への負担の積み重ねなのです。

ストレス具合のチェックシート

□泣きたくなったり泣いたりする
□いつもみじめな気持ちで浮かない
□いつも緊張していらいらしている
□ちょっとしたことでも腹が立つ
□食欲がなくなる
□1日で朝が一番気分が良いというわけではない
□何となく疲れる
□仕事ができなくなることがある
□睡眠に満足できないときがある
□痛み以外の理由で寝付きが悪い

※5項目以上は要注意

ひざが痛むと、体を動かすことがおっくうになってしまいます。しかし、「正しいストレッチで、ひざの痛みが減る人が多い」と話すのは、高輪アクティブ治療院で歩き方教室などを開く健康運動指導士の黒田さんです。

hiza.jpg黒田さんがひざの痛み軽減に勧めるのは、ももの前後を伸ばすストレッチです。(イラスト1)

立ったまま、片一方の足を後ろに曲げる運動は、ももの前後を伸ばす効果があります。足首かつま先を持ち、ふくらはぎを太ももにくっつけるように引っ張ります。バランスがとりずらければ、空いた手で壁に触れ、体を支えてもいいでしょう。

ひざを曲げにくい人はズボンのすそを持って引き上げてもいいです。左右各20秒を2回繰り返します。

さらに、ひざに手をあて、ももの後ろを伸ばすストレッチも行います。足を肩幅程度開き、お尻を上にあげるようイメージし、20秒を2回行います。息を吐き、ももの筋肉を意識してください。

ストレッチの後は、ももの前後にある大腿四頭筋を鍛えるスクワットです。(イラスト2)腰に手を当て、ひざとつま先が同じ方向になるよう立つのが基本姿勢です。お尻を突き出し、ひざを軽く曲げます。イスに座るようなイメージです。しゃがんだ時、ひざがつま先よりも前に出ないように意識することがポイントです。体力に応じ、1日10?30回を目標にしてください。

ストレッチの後にスクワットをし、最後にストレッチで締めるのが理想です。運動のやり方は、病院などにいる理学療法士にアドバイスを求めるのが一つの方法です。

「ストレッチで痛む人は、自分で判断せず、中止して医師に相談して。80歳になっても健康なひざでいられるよう、普段から運動を心がけ予防してほしい」と黒田さんも話しています。

「太っている人は、食べるのが早い」こんな印象通り、よくかまずに早食いすることは、確かに肥満の原因になるようです。

東京歯科大とライオン歯科衛生研究所は、肥満と食習慣の関連を共同研究しています。それによると、大人も子どもも早食いの人ほど肥満の傾向が強いことが分かりました。

研究では以外にも、夜食やおやつ、遅い夕食など、「いつ食べるか」は肥満との明確な関連がみられず、「いかに食べるか」の重要性がはっきりと浮かび上がってきました。

多くかむ人の特徴は、食事時間が長い一方、食事量は少ないことです。これは、食べ物をよくかむほど脳の満腹中枢が刺激されて、食欲が抑えられるためです。早食いの人は、満腹を感じる前に大量に食べてしまいがちになります。

研究グループが、健康な男性を50回以上かむ多咀嚼(そしゃく)と通常の咀嚼に分けて、満腹になるまでおにぎりを食べてもらったところ、多咀嚼は528グラム、通常の咀嚼は693グラムで、多咀嚼の方が確かに少ない量で満腹になりました。

血糖値を抑えるインスリンの分泌量も、多咀嚼の方が上昇が穏やかで、インスリン分泌する膵臓(すいぞう)にも優しいということになります。インスリン分泌は年齢とともに衰えて、糖尿病の原因になるため、若い時からインスリンを節約する食事は糖尿病を予防し、健康長寿につながります。

同研究所の主任は「大人になってから早食いを改善するのは難しい。子どもの時から、先に口に入れた食べ物をのみ込むまで次の食べ物を入れないなど、よくかむ習慣を身につけさせたい」と話しています。

以前、ダイエットの番組で、太った女性タレントにガリガリの男性タレントと同居をさせて、同じ食生活をさせるものがありまいた。確かに、その男性タレントは少量の食事をゆっくりとよくかんで食べていたのが印象的でした。そこで、早食い防止の10か条をご紹介します。

■早食い防止の10か条

  • かむ回数を意思的にふやす
  • 一口の量を減らす
  • のみ込んでから次の食べ物を口に入れる
  • 水分と一緒に流し込まない
  • ゆっくりと、唾液を混ぜ合わせる
  • 歯ごたえがる食材を選ぶ
  • 野菜はゆですぎず、大きめに切る
  • 品数を増やし、外食では定食を選ぶ
  • 時々、はしを置く
  • 2人以上で食べて会話を楽しむ

指しゃぶり防止に「マヴァラ・バイターストップ」というマニキュアがあるそうです。

ピリッとくる苦味成分が特徴だそうです。

お子さん自身に、指しゃぶりをやめたいという気持ちが芽生えたら、ぜひ、お試しください。

有効だったという体験談も多数聞いております。

うちの三歳半になる子どももなかなか指しゃぶりがやめられませんので、今度試してみたいと思います。

今朝も、指がふやけるほどしゃぶっていました(苦笑)

上の二人は指しゃぶりはせずに、市販のおしゃぶりでしたが、なぜか一番下は指しゃぶりをするのです。

そういえば、私も小学校へ入学する直前まで指しゃぶりが止められませんでした。

メインでしゃぶっていたほうの親指は、今でも少し細いような気がします。

ちなみに、私と一番下の娘は、同じうお座です。特に、関係はないと思いますけど。

出物腫れ物のなかでも出物(おなら)の話しです。

強い不安や緊張を長く感じると腹痛や下痢を起こしたり、腸にガスがたまり不快感に見舞われたりします。これは脳と腸が密接な関係(脳腸相関)にあるかです。

腸の運動を支配する自律神経お調整しているのが、脳の視床下部です。緊張や不安に襲われると、個人差もありますが、この視床下部の情報伝達に乱れがでます。その結果、腸の活動に異変が生じるというわけです。

特にストレスに過敏な人、こうした過敏性腸症候群になりやすいです。症状が気になると、それがストレスとなり症状を悪化させるという悪循環におちいります。

こうした患者の治療体験が豊富な東急病院心療内科の伊藤医長は、会議中におなかが「ゴロゴロ」と鳴ってしまったことをきっかけに、おなかの張りに敏感になった25歳の会社員女性の症例を紹介しています。女性は友達とお茶を飲んでいるときでも、おなかの張りを感じると、トイレに駆け込んで、おならを出し切らないと気がすまなくなってしまいました。

伊藤医長は、おなかの張りは心身症であると判断し、心理療法の一つである「森田療法」を実践指導しました。不安や症状をあるがままに受け入れて、今やるべきことに集中する治療法で、神経症の治療などとして広がっています。

この女性は数ヶ月後、おなかのゴロゴロは感じるものの、仕事や友人との会話など別の対象に注意を向けられるようになり、症状に対する苦痛や悩みが小さくなったそうです。

伊藤医長は「重症例には抗不安薬などの薬物も処方するが、症状が完全になくなることはない。おなかの張り、おならとうまく付き合い、自分らしい生活を送るという視点が重要」と話しています。

ちなみに、野菜メインの食事ととったあとのおならは量は多いものの臭くはないそうです。また、腸に働く乳酸菌やビフィズス菌が『生きたまま腸に届く』と有毒ガスの発生の抑制につながります。

なにわともあれ、ストレスはよくありません。旅にでも出て、リフレッシュしてみてはいかがでしょう。

唇の周りのシワやあごのたるみなど、口元には加齢のサインが現れやすいですね。歯周病や虫歯で歯を失ったり、むせやすくなったりして、老いを意識した人も少なくないはずです。

「口の老化は生活の質を低下させ、全身の老化につながる」と鶴見大学歯学部の斉藤教授は話しています。

口と全身の健康は、様々に影響しあっています。歯周病は、糖尿病や動脈硬化などとのかかわりが指摘せれていて、飲み込む力の低下は、高齢者の肺炎の原因となることが分かっています。消化や抗菌、歯と粘膜の保護など、唾液の機能も健康維持に欠かせません。

斉藤教授が特に注目しているのが、唾液中に含まれ、傷や神経の修復などの働きを持つ様々な成分です。それらは口の粘膜から吸収され、全身を強化します。斉藤教授は「唾液こそ健康の秘訣」とも言っています。

同学部付属病院では、唾液の分泌のほか、かむ力や歯肉の状態など、加齢により衰える5項目を検査して口の老化度を測っています。全身の老化度の検査結果と合わせて分析し、生活改善の指導などを行っています。

斉藤教授は「まずは老化や健康の知識を積むこと。そのうえでライフスタイルを見直し、ストレスをコントロールするのが、理想的な老化防止のステップ」と説いています。

検査をしなくても、大まかな老化度がわかる目安もあるので、ご紹介します。

厚生労働省の調査によると、歯の数の平均は、30歳代前半が28.6本、40歳代前半が27.5本、50歳代前半が24.8本、60歳代前半が21.3本、70歳代前半が15.2本と減っていき、80歳代以上は10本に満たないそうです。

唾液の分泌量は、ガムをかみ、出てきた唾液を計量カップなどで測ります。年齢にかかわらず、10分間で10ミリリットルより少ない場合は、分泌機能が低下している心配があるので、医師に相談することをおすすめします。

口の老化度測定項目

?咬合(こうごう)年齢
  左右の奥歯のかむ力

?歯周年齢
  歯周ポケットの深さと歯肉からの出血

?のみ込み年齢
  のみ込む能力

?唾液年齢
  唾液分泌量と口内のカンジダ菌の数

?歯年齢
  残っている歯の数

60
還暦(かんれき)
60年で十千十二支の組合せがひとまわりすることから

70
古稀(こき)
唐の詩人、社甫の詩「人生七十古来稀なり」にちなんで

77
喜寿(きじゅ)
喜の草体が七十七と読まれることから

80
傘寿(さんじゅ)
傘の略字が八十と読めることから

88
米寿(べいじゅ)
米の字が八、十、八に分解できることから

90
卒寿(そつじゅ)
卒の通用異体字が九十と読まれることから

99
白寿(はくじゅ)
百の字から一を引くと白になることから

108
茶寿(ちゃじゅ)
茶の字の草冠を二十、その下の部分を米という字に見立てて八十八、合わせると百八になることから

111
皇寿(こうじゅ)
皇の字を白、一、十、一に分解。九十九を表す白に一、十、一を足すと百十一になることから

※還暦は満年齢、その他は数え年で祝うのが一般的です。

先日、世界一受けたい授業で放送された内容をまとめてみました。

まず、レジスタントスターチとは「消化されにくいでんぷん」のことです。

食物繊維とよく似た性質で大腸内をきれいに掃除してくれます。
レジスタントスターチは、でんぷんを冷やした状態(4?5℃)で、より多く生成されるということがポイントです。

効果その1.便秘解消

まず、便秘対策としては食物繊維が有名ですね。

食物繊維は水溶性(大麦・ゆりね・プルーン・豆きんとん・エシャレット・生にんにく)と不溶性(おから・ごぼう・あずき・さつまいも・グリーンピース・キャベツ)があることをご存じでしょうか。

水溶性食物繊維:胃や小腸で消化されずに大腸にまでとどいて便に水分を与え柔らかくするので排便しやしくなる。
不溶性食物繊維:大腸で便の量を増やす。また、食事をしてから便として排出されるまでの時間を短縮する。

実はこのふたつのバランスが大切なのです。それを兼ね備えたものがレジスタントスターチ、別名「快腸でんぷん」です。

便秘解消レシピ

レジスタントサラダ
冷やしたジャガイモ+冷やしたカボチャ+人参・玉ねぎを加えてから味付け⇒冷蔵庫で冷やせば完成

効果その2、大腸内環境の改善

レジスタントスターチは大腸内でビフィズス菌などの善玉菌のエサになります。これにより善玉菌の量が増え、有害物質が作られるのを抑え込むので、大腸内環境が改善されます。

大腸内環境の改善レシピ

冷製クリームパスタ
パスタを水で冷やす⇒ヨーグルト・味噌・カレー粉などでソースを作る⇒ドマト・キュウリなどを加えて混ぜる⇒ソースをかければ完成
※パスタやカレー粉に含まれるでんぷん、ヨーグルトに含まれるビフィズス菌を一緒に冷やして食べることがポイント。

効果その3、生活習慣病の予防

レジスタントスターチを含むでんぷんは血糖値の上昇を抑えるので、脂肪をため込む働きをするインシュリンの出る量が少なくなります。インシュリンの増加が抑えられると体脂肪の増加も防ぐことができるのです。血糖値の上昇や体脂肪の増加を抑えることが、生活習慣病の予防となります。

生活習慣病の予防レシピ

冷製リゾットトマト風味
炊いたタイ米⇒トマトジュース・水を加えて煮込む⇒パプリカを加えてから塩などで味つけ⇒冷蔵庫で冷やせば完成
※でんぷんを多く含むタイ米を使うのがポイント。玄米もおすすめ。

受験生必勝メニュー長時間の勉強や仕事で疲れた時、チョコレートなどの甘い物を口にして、また元気がわいてきたという経験をしたことがないでしょうか。

脳がエネルギー源として利用できるのは、ブドウ糖だけ。甘い物に含まれる砂糖は、食べるとすぐに果糖とブドウ糖に分解されるため、活動した後の脳にエネルギーを補給するのには最適です。

実は、ブドウ糖にはもう一つ、脳の働きをサポートする重要な役割があります。

脳内には、脳を興奮させ、集中力を高めるドーパミンや、脳をリラックスさせるセロトニンなどの神経伝達物質があり、脳がうまく働くのを助けています。

セロトニンが欠乏すると、学習や記憶の能力が低下します。セロトニンの原料は、必須アミノ酸のトリプトファンですが、ブドウ糖が不足していると、他のアミノ酸が先に脳内に取り込まれ、トリプトファンが入りにくくなってしまいます。

イギリスのチームが、アルツハイマー病患者を対象に行った研究では、ブドウ糖の摂取により、文章や単語、人の顔を記憶する力や方向感覚が向上する効果が確認されました。

セロトニンを効率よく分泌するには、トリプトファンを豊富に含む乳製品や肉、魚などと一緒に、砂糖をとるようにすると良いでしょう。日本応用糖質科学名誉会員の橋本さんは、「欧米で、肉料理の後に甘いデザートを食べるのはそのため。消化するとブドウ糖になるコメの食事なら、食後に甘い物は必要ありません」と言っています。

そんな橋本さんが、「受験生にぴったり」と薦めているメニューは、ずばり「すき焼き」です。トリプトファンが豊富な牛肉や鶏卵と、砂糖を同時にとることができる、正に受験生の必勝メニューということになります。

夏の終わりのちょうど今ごろ、肌は一年のうちで最も"疲れた"状態です。あなたも心あたりがあると思いますが、この夏は、全国的に高温で強い日差しが照りつける日が続き、お肌も疲れ気味のはずです。

紫外線のダメージに加えて、夏の間は皮脂や汗の分泌が盛んになり、肌のきめが乱れ毛穴も開きます。冷房の効いた部屋で長時間過ごした場合、実は冬のように肌が乾燥します。そして、過酷な環境から肌を守るため、角質(肌の表面)は厚くなり、ごわついてしまうのです。

しかし、夏の間は汗のせいで肌の表面が湿っているので、保湿クリームや保湿美容液を使わない人も多いですよね。これは要注意です。皮膚科医の野村さんも「乾燥を意識して、早めに保湿剤を使い始めましょう。夏が終わる今の時期が、お肌の手入れの時です」と話してします。

化粧品メーカーの調査によると、肌を日焼けさせる紫外線量が最も増えるのは6?7月ですが、肌の色が最も暗く(濃く)なるのは、8?9月だそうです。

つまり、肌は季節を後追いするということになり、これからの季節にケアを充実させることが、肌の夏バテ防止へとつながります。

夏のダメージ回復のためには、いつもより丁寧で、優しいケアが大切です。ゴシゴシこすったり、粒子の粗い洗顔料を使う必要はありません。むしろ肌を傷めてしまいます。洗顔料を手にとってから30秒ぐらいを目安に泡立て、たっぷりの泡で優しく優しく洗うのがポイントです。

化粧水は、コットンを使ってむらなく丁寧になじませます。手でつけると、手にも染み込むため、コットンを使用することでより効率的に顔へ染み込ませることができるのです。もちろん、手もきれいにしたい場合は、たっぷりの量を使えばOKです。また、化粧水や美容液を含ませたマスクで顔を覆うなどして、一手間かけるとさらに効果的です。美白美容液、クリームなどもしっかり使って、夏の間に疲れた肌をいたわりましょう。この時使用するのは、ケミカル化粧品より、自然派化粧品を使用することをおすすめします。




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